あなたの身体は、この部屋に座っている。
あなたの思考は、この部屋に座っている。

この部屋、雨、風、大洋、この島…。
それら全ては単なる＜幻＞だ。

とても＜リアル＞な何かがある。
この島、大洋、雨、風、そしてあなたの身体はその中にある。
それが＜リアリティ＞だ。
＜リアル＞なものだ。

あなたは＜幻＞の中でのみで生きることは出来ない。
そして＜リアリティ＞の中でのみ生きることもできない。
その両方が必要だ。
そうすればあなたの身体、あなたの思考…、
全ては＜リアリティ＞の中で生きる。

もしあなたがただ生きて、よりあなたの身体に気づいているだけならば、
あなたの思考、あなたの人生、あなた個人の存在に気づいているだけならば、
あなたの人生の中で＜リアリティ＞の力は十分に強くない。

もし、＜リアリティ＞の力が強ければあなた個人はより小さくなり、
スピリチュアルな人生を生きている。

それまであなたはサポートを受ける必要がある。
あなたは＜リアリティ＞を大事に育て、滋養を与えなければならない。

分かたれた存在を持っていないために
＜幻＞である＜人間＞というものは強い力を持っている。
その自然な性質として＜リアル＞であるものを忘れさせるのだ。

＜あなたの魂＞はそれを見て取ることができ、
そして今生ではある特定の道において
十分な滋養を受け取るようにデザインされている。
そして、＜リアリティ＞があなたの存在の中でより強くなるのだ。

あなたは統合される。
＜人間＞と＜聖なるもの＞が。
そうして＜人間＞はいつも＜リアリティ＞の中で生きる。

あなたは＜リアリティ＞の中でのみ生きることは出来ないし、
＜幻＞の中でのみ生きることもできない。

だからあなたの精神性を＜人間＞を統合させる力としなさい。
＜人間＞をより大きな何かに抱かせなさい。

これは本にも、どんなテクニックにも、
どんな特定の道にも見いだすことは出来ない。

これはあなたの秘密だ。
あなたの真実だ。
これが＜あなたの道＞だ。

そして早かれ遅かれ、
あなたは本当のあなたの真実を目覚めさせなければならない。
あなたのリアリティ、あなたの究極の潜在性、
あなたの潜在的なあなた自身、
＜あなたの魂＞を。

そのためにあなたは先ず初めに
マインドを越えた何かを味わわなければならない。
そしてそれに明け渡さなければならない。
なぜならそれが＜あなた＞だからだ。

明け渡すということはただそれであるということだ。
何の思考もなく、何の問いもなく、ただ明け渡す。
それが＜本当のあなた＞だ。

そして時が経つに連れ、
この地球でよりあなたが＜リアル＞なものに出会えば出会うほど、
＜リアリティ＞がどの様なものであるか思い出すだろう。
なぜならあなたはそれを忘れたからだ。

瞑想、精神的なガイドと共に座ること、祈り、あなた自身の深い理解。
これらがあなたが＜本当のあなた＞を思い出すための方法だ。

あなたが完全に思い出すまで、
この地上では何も本当にはうまくいかない。
＜人間＞とは単なる＜カルマのパターン＞に過ぎない。

＜あなたの魂＞は自由だ。
あなたが＜本当のあなた＞を思い出せば思い出すほど、
＜カルマ＞は弱くなる。
なぜならあなたは次元をシフトするからだ。

だからあなたがどの様な道に従っていようと、
どの様なことをしていようと、
どの様なものに接触していようとも、
それをあなたが忘れてしまったあなたの内側の＜リアル＞なもの、
＜リアル＞であると感じるもの、
マインドを越えたものを思い出させるきっかけにしなさい。

あなたは＜人間＞よりも深い何かに休むことを忘れてしまったのだ。
あなたのハート、あなたの魂、あなたの本当の存在に思い出させなさい。
ただ思い出させるのだ。
思い出させるとは何かになること、明け渡すことだ。

今夜私たちはここに座るに従って、エナジーが開く。
そしてあなたの中に＜リアル＞である深みを感じたら、
それに明け渡しなさい。
何の思考もなく、何の集中もなく、ただそれを具現化させなさい。
＜人間＞を消えさせなさい。

そしてここに座りながら、
常に存在しているものをあなたのまさに今にあらしめなさい。

どの様に明け渡すことが出来るだろう？

それは出来ない。
ただ明け渡すだけだ。

そしてあなたは明け渡している誰も
そこにはいないということに気づくだろう。

あなたはただ落とす。
それだけだ。

この部屋にいる一人一人全てがこの世を、
あなたの道を、ゴールを、
そしてあなたの存在を完結する潜在性を持っている。

ただ、＜リアリティ＞に慣れ親しみなさい。
もっと＜本当のあなたである者＞を感じなさい。
何も問わず、ただそれでありなさい。

あなたが＜リアリティ＞に出会う度、
それはあなたに滋養を与えてくれる。
それはあなたの骨の髄に深く入っていき、
あなたが忘れたものを思い出させてくれる。

この生は思い出すための生だ。
この生が＜あなた自身＞を思い出す時なのだ。